川崎市は8月3日、武蔵小杉駅南口前の広場「こすぎコアパーク」と周辺の魅力を高めるため、広場を整備する協定を東急株式会社と結んだ。来夏完成予定で、飲食店などを設置し駅との回遊性も高める。
オープンスペースがあり地域主体のイベントが定期的に開催されるなど、近隣住民の交流の場として利用されている同広場。南側にはテラス席を備えた2階建ての飲食施設、北側には木造の食物販店が並ぶ予定。現在、高架下に設置しているフェンスや植栽帯を撤去して通路にすることで、駅との行き来がしやすくなる。
同広場は以前から、休憩スペースが少なく通過のみに利用される場合が多いことから、イベント時以外の活用が不十分なことが問題視されていた。また、高架下は同広場からの死角にあり、ごみのポイ捨てが散見されるという課題も抱える。
NPO法人小杉駅周辺エリアマネジメントや地元商店街などで構成する「コアパーク管理運営協議会」は昨年2月、市に対し同広場とその周辺を整備するよう求める要望書を提出。市はこれを受けて東急と協議を進め、同年8月に覚書を結んだ。当初は今夏を完成予定としていたが、市担当者によるとオリンピック競技施設などの建設により資材が調達できなかったことや新型コロナの流行により工事が始められなかったという。目途がついたため今年9月に着工予定。
協同組合武蔵小杉商店街の大野省吾理事長は「コロナの状況も気になるが、新しいこすぎコアパークでイベントができる日を心待ちにしている」と話す。
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