川崎市と東急(株)は先月31日、武蔵小杉駅南口前の広場「こすぎコアパーク」を10月26日にリニューアルオープンすると発表した。駅との回遊性向上や休憩スペース、飲食店の新設など、公園としての機能を強化。日常的なにぎわいの創出を目指す。
広さ約1100平米のスペースに新たにベンチや植栽を設置し、休憩スペースを整備。広場と駅の間にあったフェンスと植栽帯を撤去したことで、駅との往来の不便さも解消した。28日にはカフェダイニングと焼き鳥専門店がオープン。イベントスペースも確保している。中原区まちづくり推進部の担当者は「公園として誰でも自由に使ってもらえる空間にした」と話す。
同所はこれまで、NPO法人小杉駅周辺エリアマネジメントや地元商店街、町内会で成る「こすぎコアパーク管理運営協議会」が主体となり、盆踊りなどのイベント運営を行ってきた。一方、休憩場所などはなく日常的な利用者の姿は見られなかった。また、高架下は広場の死角にあり、ごみのポイ捨てが散見される課題も抱えていた。こうした状況を踏まえ、同協議会が市に整備を要望。当初は昨夏に完成予定だったが、オリンピックや新型コロナの影響で着工が遅れ、約1年越しのオープンとなった。
区の担当者は「21号線や小杉全体を面として捉え、どう活用していくか。コロナ禍とコロナ後の活用方法を、地域の皆さんと一緒に考えていきたい」と話している。
中原区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|