鎌倉版 掲載号:2011年4月29日号
  • googleplus
  • LINE

鎌倉市3.11後 防災無線や観光客 課題に 津波想定の見直し 県に求める

政治

地震や津波などの対応や避難場所などが明記された市の資料(市役所や各支所で配付)
地震や津波などの対応や避難場所などが明記された市の資料(市役所や各支所で配付)

 東日本大震災による津波の被害は、海に面する鎌倉市として他人事ではない。市では、津波対策の早急な見直しをはじめ、震災後の教訓から防災無線などによる「情報提供」、観光客などのいわゆる「滞留客」対策の見直しを迫られている。

 3月11日以降、東電が実施した計画停電の周知のため、市は定期的に防災無線で情報提供を行った。それを受け、市民からは「放送が聞こえない」などの苦情や意見が多数寄せられたという。

 また、当日は停電等の影響で観光客の多くが帰宅困難となり、鎌倉や大船などの駅周辺の小中学校をはじめ、開放された各公共施設には計約5千人が避難、一夜を明かした。その5千人の内、約9割が観光客で、大津波警報が発令されたにもかかわらず、市民の多くは避難していない実態も明らかになった。

 総合防災課では「防災無線などの市民への情報提供の方法、また、観光客をはじめとした滞留客の対策が大きな課題」と話す。

 さらに、津波対策も早急な見直しが必要となっている。市は現在、相模湾を震源域としたM8クラスの地震による津波想定の「ハザードマップ」(2009年7月)を、市役所や各支所で配付している。このマップは、県の調査をもとにしたもので、今回の「想定外」の津波を受け市は、相模湾に面する横須賀市から湯河原町までの12市町とともに3月下旬、県に津波規模想定の再検証を求めている。

 震災から1カ月半となるが、総合防災課への問合せは、発生前の10倍ほどになっているという。市民からは「自宅の標高を知りたい」という問合せも多数寄せられている。

 昨年4月に市役所第3分庁舎に整備された「災害対策本部室」には、震災直後に対策本部が設置、情報収集などの拠点として「フル稼働」(同課)したという。併設のコールセンターも24時間体制で職員が入り、市民の問い合せに対応した。
 

鎌倉版のトップニュース最新6件

「伝統文化発信の拠点に」

市内の書家小山渚さん

「伝統文化発信の拠点に」

3月16日号

毎日の運動がポイントに

鎌倉市

毎日の運動がポイントに

3月16日号

「日比谷花壇」が新愛称に

フラワーセンター

「日比谷花壇」が新愛称に

3月9日号

地域と連携 詐欺防止へ

鎌倉警察署

地域と連携 詐欺防止へ

3月9日号

「泣塔」で住民主体の慰霊祭

「手作り」ジャズ祭20回目

Jazz in鎌倉

「手作り」ジャズ祭20回目

3月2日号

鎌倉版の関連リンク

あっとほーむデスク

鎌倉版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

光明寺で恒例の観桜会

光明寺で恒例の観桜会

フリマ 抹茶席 山門公開も

3月31日~4月1日

鎌倉版のイベント一覧へ

最近よく読まれている記事

コラム一覧へ

鎌倉版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2018年3月16日号

お問い合わせ

外部リンク