米国カントリーミュージックのメッカ「ナッシュヴィル市」と鎌倉市の友好を深めようと10月7日(金)、市内大町の妙本寺でグラミー賞ミュージシャンのアリソン・ブラウンさんらをゲストに「アコースティックコンサート」が開催される。作家でブルーグラス奏者の東理夫さんを中心に企画。司会は東さんのカントリーミュージック仲間であるピーター・バラカンさんが務める。
今回のコンサートは、ナッシュヴィルの日本総領事・佐藤博史さんからの提案がきっかけだった。
昨年12月に、佐藤総領事から東さん宛に両市の「友好親善都市」構築を進めたいとするメールが届いたという。佐藤さんは鎌倉出身であり、「アメリカ音楽と鎌倉に造詣が深い」東さんに白羽の矢がたったようだ。
東さんは、父母がカナダで暮らした日系2世。10代でカントリーミュージックに傾倒し、大学生のころナッシュヴィルのある米国テネシー州での演奏が認められ、同州から名誉市民の称号を得ている。
ナッシュヴィルには、鎌倉との共通点が複数あるという。自然や環境を保全しようとする姿勢や、伝統文化を継承するといった価値観がそれに当たる。そのため、今回のコンサートも電気楽器を使わない「アン・プラグド」。また会場は、本堂越しに月がめでられる鎌倉ならではの環境だ。
両市が「友好親善都市」となるためには、3年程度の民間同士での交流実績が必要であることから、3月には震災直後にも関わらずナッシュヴィル市のカール・フォスター・ディーン市長が鎌倉を訪れ、松尾崇鎌倉市長と懇談している。
佐藤総領事の発案
佐藤総領事の発案により、第1回目の市民交流事業となる今回のコンサートに、親善大使としてグラミー賞受賞の人気バンジョー奏者、アリソン・ブラウンさんを迎える。また、コンサート当日は、スペシャルゲストとして市内在住の鎌倉琵琶奏者・坂麗水さんも出演する。
プログラムは、バンジョーによるポピュラーなアメリカンソング演奏の他に、坂さんとの共演、最後に「アリソン・ブラウン・カルテット」で締めくくる。
時間は、午後4時開場、演奏は5時から7時まで。チケットは、前売3000円、当日4000円で全席自由。取り扱いは【電話】0467・55・8270ブートレッグ・カマクラ他で。
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