ペットを適正に飼い育ててもらおうと神奈川県獣医師会が中心となり「動物フェスティバル神奈川2011in湘南」が10月16日(日)、由比ガ浜の鎌倉海浜公園などを会場に行われる。鎌倉での開催は11年ぶり。東日本大震災を受け、被災地で動物救援活動を行う団体の講演をはじめ、ペットの避難所疑似体験など防災コーナーが充実する。時間は午前10時から午後4時まで。
このフェスティバルは、県内の獣医師会が持ち回りで毎年開催するもので、今年は湘南支部(阪田実支部長)=鎌倉市・逗子市・葉山町=が担当する。
3月の震災の影響で、鎌倉まつりや花火大会などイベントが中止される状況から、同フェスティバルの開催も危ぶまれたが、動物に関わる防災情報の発信などの重要性から、4月には開催を決意したという。
テーマは、動物も人間の仲間として「なかま・絆」を掲げる。阪田支部長は「助け合いによる、とても大切なテーマ」と説明する。
会場は、由比ガ浜地区の鎌倉海浜公園(防災対策・飲食・物産展のコーナー)とKKR鎌倉わかみや(式典・絵画展)、由比ガ浜海岸(流鏑馬(やぶさめ))の3つ。
今回は、防災関連に力を入れる。午前10時からは海浜公園で、動物の救援活動を被災地で行うNPO法人アナイスの平井潤子氏による講演「東日本大震災・動物たちの現状と今後」が行われる。また、防災対策コーナーでは、県や鎌倉市などによる相談ブースや、県動物保護センターによる犬のしつけ相談、専門家によるペットの避難所模擬体験ブースなどを予定。
阪田支部長によると、福島原発の周辺では、ペットを避難所に連れて行くことができず、取り残されているケースが多いという。災害時を想定し、鎌倉市でも避難所へのペット持ち込みの態勢整備が課題となっている。阪田支部長は「第一に飼い主が責任もって対応することが重要」と話す。会場には、被災地のペット支援に役立てるため募金箱も設置。問【電話】045・751・5156(社)県獣医師会
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