市の若手職員有志による自主研修グループ「√(ルート)1192」が企画した「鎌倉ウェディング」が、初開催の「ふるさとウェディング・コンクール」で最優秀賞の観光庁長官賞を受賞した。7月10日には都内で表彰式が行われた。同グループでは現在、地元企業と連携した企画の完成を目指している。
同コンクールはブライダルファッション界の第一人者、桂由美さんが会長を務めるNPO法人全日本ブライダル協会が、結婚業界と地域の活性化を目的に企画。審査員には落語家の桂三枝さんや華道家の假屋崎省吾さんらが名を連ねた。
島根県の出雲大社での挙式や富士山に結婚を誓う静岡県の企画など全60件の応募の中から「鎌倉ウェディング」が最優秀賞に選出。「花嫁支度を自宅で行い、近隣に挨拶してから出掛ける」などの同コンクールの審査基準を全て満たし、「今後『ふるさとウェディング』を企画・実施しようとする人の手本となる」と評価された。
式の映像を添えることが今回の応募条件となっており、「鎌倉ウェディング」では6月9日に建長寺で行った市職員で同グループメンバーの齋藤千夏さんの挙式映像を編集した。
(株)井上蒲鉾店や鎌倉力車などの協力のもと、披露宴にはウェディングケーキに見立てた40cmほどのかまぼこが用意され、鎌倉彫や鎌倉ハムなどを引き出物にするなど地域の魅力を詰め込んだ式となった。
√1192の奥山信治さんは「まさか最高の賞を頂けるとは。多くの人に鎌倉の結婚式を周知できて良かった」と感想を話した。
鎌倉の魅力を発信することを目的に昨夏に結成した同グループで、最初に企画されたのがふるさとウェディングだった。「湘南地区は東京や横浜で式を挙げる人が多い。地元にも目を向けてもらうきっかけとなれば」とコンクールへの応募を目指し、プロデュース会社の協力を得て今回のモデル式を実現させた。同グループでは「地元企業と連携をとっていける体制を整えていきたい。いずれ市がバックアップする一企画として、地域の方々に愛着をもってもらえるものになれば」と今後について話している。
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