鎌倉を舞台にしたテレビドラマで主役の市職員を演じたことが記憶に新しい俳優の中井貴一さん(51)が、この度、「鎌倉市国際観光親善大使」に就任した。9月24日には、同ドラマ秋の特番の撮影現場となっている市内坂ノ下の御霊神社境内で委嘱式が行われた。任期は2015年3月末まで。
委嘱式には、松尾崇市長をはじめ、井手太一市観光協会会長、大崎哲郎鎌倉商工会議所会頭が出席した。
市国際観光親善大使とは、鎌倉市の観光資源の魅力を広く紹介し、国内外に古都鎌倉の魅力を発信することを目的として、2010年に創設されたポスト。謝礼はない。
対象者は、鎌倉の歴史や文化に造詣が深く、ゆかりがあり、国際的にも鎌倉の魅力を発信できる人。
現在、同大使にはシャネル(株)日本法人社長のリシャール・コラスさん、女優の鶴田真由さんが就いており、中井さんで3人となる。
中井さんは、「松竹」の看板スターであった佐田啓二さんを父に持ち、円覚寺に眠る小津安二郎監督に「貴一」と名付けられるなど、鎌倉にゆかりがある。
今年1月から3月までフジテレビで放送されたドラマ「最後から二番目の恋」では、市役所職員役で出演。同ドラマは今秋にスペシャル版を放送予定で、その撮影現場での委嘱式となった。
就任にあたり中井さんは「国際的な大使なのでニース(姉妹都市)に連れて行って欲しい」とユーモアを交え挨拶。鎌倉の世界遺産推進については、いずれ登録されることを期待した。
委嘱式を見学に訪れた市内西御門在住の大軒理恵さん(31)は、中井さんについて「素敵でした。話も面白い」と目を輝かせていた。
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