松尾崇市長は2月5日、定例会見を開き、2014年度予算案の概要を明らかにした。一般会計は609億100万円で、前年度当初予算から4・9%の増加となった。名越クリーンセンターの改修や、消防本部機能を大船消防署に移転するための経費など、大規模事業が重なったことで予算規模が膨らんだ。
松尾市長が2期目を迎えて初の編成となった2014年度予算。行政運営の基本的経費を計上し、市の予算の中心となる一般会計は609億100万円で、前年度当初予算と比較すると28億1900万円(4・9%)の増となった。
また下水道や国民健康保険、介護保険などの特別会計は462億3980万円。前年度当初予算に比べ19億6120万円(4・4%)の増加で、一般会計と合わせた予算総額は1071億4080万円(前年比4・7%増)となる。
歳出では、福祉関係の支出である民生費が前年比9・4%増、ごみ処理などの経費である衛生費が前年比15・4%増、消防や救急活動の経費である消防費が前年比57・6%増となった。
増加の内訳としては、消費税率の引き上げに伴い、全国的に実施される臨時福祉給付金(4億2281万円)、子育て世帯臨時特例給付金(1億5572万7千円)を新規計上したことに加え、名越クリーンセンターの改修工事費(18億9168万9千円)、2015年4月に消防本部機能を大船消防署に移転するための経費(1億6740万円)や消防救急無線をデジタル化する経費(5億3041万4千円)が計上されたことで予算規模が膨らんだ。
歳入では、景気の回復傾向を受けて市税収入を前年度比2・1%増の354億1237万1千円と見込む。市債はクリーンセンターの改修に関わる市の事業分の一部や大船中学校の改修工事などの大規模事業があり、前年比75・2%増の49億6750万円となる。
予算案は2月12日に開会した、鎌倉市議会2月定例会に提出された。議会最終日の3月19日に採決が行われる予定。
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