神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
鎌倉版 公開:2014年2月28日 エリアトップへ

鎌倉市 災害への備え 一冊に 3月末までに全戸配布

社会

公開:2014年2月28日

  • X
  • LINE
  • hatena
「減災」を目的とした一冊
「減災」を目的とした一冊

 鎌倉市はこのほど、「かまくら防災読本」を作成した。地震、津波などの自然災害から身を守るために大切なことをまとめた冊子で、いざというときに備える意識を広めて「減災」につなげることを目的としている。市は3月末までに全世帯に配布する予定だという。

 冊子はA4サイズで全34ページ。地震、津波、風水害、土砂災害などの自然災害に備え、身を守るために必要な情報が掲載されている。市がこれまでに作成したハザードマップのほか、国が示した地震や大雨に対する「特別警報」の情報も盛り込まれている。過去に鎌倉を襲った地震や、2011年の東日本大震災を教訓として、自助、共助の意識を高めて「減災」につなげてもらうことを目的としているという。

 地震・津波のページでは、「地震に備えた家具の置き方」など普段からできる対策や、地震時の初期行動、「揺れを感じたら高い所へ逃げる」といった津波に対する心構えなどをイラスト入りで紹介。津波ハザードマップには国と県の想定浸水範囲のほか、1703年の元禄地震と1923年の関東大震災の津波の記録を表示、記載している。

 風水害や土砂災害に対しては、日ごろからの備えや川の水位と避難行動の基準などを掲載。「洪水・内水」と「土砂災害」の各種ハザードマップと普段からできる対策がまとめられている。

関東大震災時の記録写真も

 また、「避難所マップ」や各種の避難施設、それぞれの違いについても紹介している。巻末には関東大震災時で被災した鎌倉の記録を写真つきで掲載した特集ページが設けられており、倒壊した建物や津波が襲った沿岸部の様子を見ることができる。市総合防災課は「想定だけでなく過去に起こった災害の記録も掲載した。危険を身近に感じて家族や地域で災害への備えを考えるきっかけにしてもらいたい」と話している。

鎌倉版のトップニュース最新6

建長寺に「さわる模型」

建長寺に「さわる模型」

大下さん、10年越しで夢叶う

4月26日

交番AEDで女児救う

交番AEDで女児救う

鎌倉署、高原さんに感謝状

4月26日

松岡選手、プロ転向目指す

松岡選手、プロ転向目指す

テニス 世界ジュニアで8勝

4月19日

「メイ アイ ヘルプ ユー?」

「メイ アイ ヘルプ ユー?」

鎌倉駅で観光案内、滞留抑制

4月19日

官民連携で孤独、孤立対策

「つながり」創出へ仕掛け

官民連携で孤独、孤立対策

プラットフォーム創設

4月12日

深沢高、最後の入学式

深沢高、最後の入学式

3年後に藤沢清流と統合

4月12日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月22日0:00更新

  • 8月20日0:00更新

  • 7月16日0:00更新

鎌倉版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月27日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook