神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
鎌倉版 公開:2015年11月13日 エリアトップへ

由比ガ浜海水浴場 国際環境認証を取得へ 市、海の家事業者協働で

社会

公開:2015年11月13日

  • X
  • LINE
  • hatena
松尾市長に面会した認証団体「FEE」の関係者
松尾市長に面会した認証団体「FEE」の関係者

 由比ガ浜海水浴場で、国際的な環境認証である「ブルーフラッグ」を取得しようという取り組みが進んでいる。鎌倉市と海の家事業者などによる協働事業で、実現すればアジア地域で初。認証により環境や安全面での取り組みをアピールし、2020年の東京五輪などをきっかけに増加が予想される、外国人観光客の呼び込みなどにも活かしたい考えだ。

 ブルーフラッグは、NGO団体「FEE」がビーチやマリーナを対象に実施している環境認証制度。利用者への環境教育活動のほか水質基準、ごみ箱、トイレの設置といった環境マネジメントの取り組み、ライフセーバーの配置など安全面、サービスなど33項目で審査が行われる。基準を満たしていると判断されると、その証明となるブルーフラッグをビーチに掲げることができる。

 現在、世界50か国、4千カ所が認証を受け、ヨーロッパを中心に高いステータスと誘客効果で知られているが、日本を含むアジア圏での事例はないという。

 由比ガ浜海水浴場で、認証取得の検討が始まったのは2年ほど前。海の家の事業者で作る由比ガ浜茶亭組合が、「湘南地域の持続可能なまちづくり」を掲げ、日本におけるブルーフラッグの普及を目指すNPO法人湘南ビジョン研究所から提案を受け、市と認証に向けた協議を進めてきた。

 その結果、申請業務を市が、水質調査などにかかる費用を事業者が負担するかたちで取り組むことが決まった。先週末にはFEEが本部を置くデンマークから、ソフィー・バシェ・グラナドス事務局長らが鎌倉を訪れるなど、認証に向けた調査も進む。

 国内審査が今月中にも実施され、その後の国際審査を経て、順調にいけば来年4月にも認証が取得できる見込みという。市観光商工課では「アジア初の認証を目指したい」と意気込む。

 由比ガ浜茶亭組合の増田元秀さんは「国際認証を取得することで、東京五輪で増加が予想される外国人観光客にも安全、安心なビーチであることをアピールできれば」と話している。

鎌倉版のトップニュース最新6

建長寺に「さわる模型」

建長寺に「さわる模型」

大下さん、10年越しで夢叶う

4月26日

交番AEDで女児救う

交番AEDで女児救う

鎌倉署、高原さんに感謝状

4月26日

松岡選手、プロ転向目指す

松岡選手、プロ転向目指す

テニス 世界ジュニアで8勝

4月19日

「メイ アイ ヘルプ ユー?」

「メイ アイ ヘルプ ユー?」

鎌倉駅で観光案内、滞留抑制

4月19日

官民連携で孤独、孤立対策

「つながり」創出へ仕掛け

官民連携で孤独、孤立対策

プラットフォーム創設

4月12日

深沢高、最後の入学式

深沢高、最後の入学式

3年後に藤沢清流と統合

4月12日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月22日0:00更新

  • 8月20日0:00更新

  • 7月16日0:00更新

鎌倉版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月26日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook