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鎌倉市議会9月定例会 質問打ち切り、真夜中の終幕 空転1カ月異例の展開に

政治

掲載号:2015年11月20日号

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 市議会9月定例会が11月12日、閉会した。同定例会では、子ども向け予防接種事業での有効期限切れワクチンの投与や、白紙請求書の使用が発覚したことを受けて休会が続き、会期を大幅に延長。最終日には議事の調整が真夜中近くまで続き、議員の一般質問を途中で打ち切り、その後に予定されていた3人が質問を取り下げるなど、異例の展開となった。

 9月2日から29日までの予定で始まった9月定例会。「波乱」のきっかけは、中澤克之氏(無所属)が9月7日に行った一般質問だった。

 中澤氏は市の子ども向け予防接種事業で、有効期限切れのワクチンが投与されていたケースが複数あること、委託先である鎌倉市医師会と市との間で白紙の請求書が使用されていることを指摘。市はこれらの事実を認め、2010年から14年度までの5年間に期限切れワクチンの投与が10件あったこと、白紙請求書の使用は、事務処理の円滑化などを目的に20年以上行われていたことを明らかにした。

 さらに中澤氏は、高齢者のインフルエンザ予防接種でも同様の事故がないかの調査を求め、市の確認作業のため議会は9月17日から1カ月以上にわたって休会となった。10月20日に再開された後も、中澤氏が新たな医療事故の可能性などを追及し、質問が中断される状態が続いた。

 白紙請求書についてはその後、医師会への委託事業だけでなく、10年から今年度途中までに、のべ1164事業で使用されていることが判明し、全庁的な問題へと発展した。

 さらに総務常任委員会では、高齢者や障害者など、災害時に援護が必要と思われる人に対して個人情報開示の意向を調査する事業で、誤通知が相次いでいる事実が指摘された。

 市による調査の結果、同事業では対象者2万2269人に書類を送り、うち1791人に送付もれや内容の誤り、対象外の人への送付があったことが発表されるなど、市の不適切な事業執行の実態や事務処理ミスが次々と明らかになった。

市、調査委設置へ

 定例会最終日となった11月12日は、朝から議員間で議事の調整が続き、午後9時30分を過ぎて再開。松尾崇市長は、一連の問題を調査するための委員会を設置する考えを明らかにした。

 中断されていた中澤氏の一般質問は、市の調査が続いていることや、12月議会が迫っていることなどから議長が打ち切りを決定。その後に予定していた3氏は質問を取り下げ、10時50分に閉会した。

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