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鎌倉版 公開:2015年11月27日 エリアトップへ

地元経営者ら「(株)鎌倉」設立 民間感覚で地域活性目指す

経済

公開:2015年11月27日

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久保田社長(右端)らが会見を行った
久保田社長(右端)らが会見を行った

 鎌倉ゆかりの企業経営者や有識者、宗教関係者らが中心となって「株式会社鎌倉」がこのほど設立された。収益を公益に還元する「パブリック・ベンチャー」というコンセプトを掲げ、民間ならではのスピード感で地域の課題解決やブランド力アップを目指す考えだ。

 「株式会社鎌倉」の設立記者会見が11月19日、商工会議所で行われた。

 代表取締役に就任した久保田陽彦さん((株)豊島屋代表取締役)のほか、取締役の井手太一さん(市観光協会会長)、株主の浄智寺住職・朝比奈恵温さん、女優で鎌倉市国際観光親善大使の鶴田真由さんら10人が出席した。

 井手取締役は「政府の掲げる地方創生を踏まえ、ここ鎌倉から新たなまちづくりのモデルを発信できれば」と意気込みを語った。

「好循環生みたい」

 「株式会社鎌倉」は「パブリック・ベンチャー」という造語をコンセプトに掲げ、収益は株主ではなくすべて公益に還元する。様々な制約のある従来の公益団体や行政と異なり、税金や補助金に頼らず、スピード感を持ってアプローチができることを強みとする。

 そのうえで「鎌倉ブランド」を生かした商品開発や観光企画によって収益を生み、環境整備や文化振興など地域の課題解決に取り組む。取締役の古田秘馬さんは「スペインのマドリードでは『街がひとつのレストラン』をテーマに掲げ、前菜はA店、メインはB店と半日かけて街を味わい尽くすツアーが大人気。ここ鎌倉でも、そんな企画ができれば」として、地域の魅力向上を新たな事業に繋げる「好循環」を作ることを目指す。

 久保田代表取締役は「具体的な事業計画は今の時点で発表できない」としたが「メーカーと連携した鎌倉ブランドの商品の開発や、修復ツーリズムといった体験型ツアーのほか、地域イベントの事務局を担うなど色々な可能性がある」と話した。

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