国内外で活躍するダウン症の書家・金澤翔子さんによる書展「心」が2月12日(金)まで、市内山ノ内の円覚寺で開催されている。16日には同寺仏殿で席上揮毫が行われ、ファンら約200人が詰めかけた。
金澤翔子さんは1985年、東京生まれ。5歳から母泰子さんの指導の下、書を始めた。
2005年、20歳の時に初となる個展を銀座で、09年には市内の建長寺や京都の建仁寺で個展を開催した。12年にはNHK大河ドラマのタイトル「平清盛」を揮毫している。
こうした活動が評価され昨年、アメリカ・ニューヨークの国連本部で開催された「世界ダウン症の日記念会議」に日本代表として参加。その後、同地での展示も成功させるなど、活躍を続けている。
「佛心」書き上げる
書展初日となる16日には、同寺仏殿で席上揮毫が行われた。
金澤さんは1m40cm四方の紙2枚を前に正座。手を合わせ、祈るように上を向いて何かをつぶやいたかと思うと、一心不乱に「佛心」という文字を書き上げた。金澤さんは「元気とハッピーと感動を、心を込めて書きました」と笑顔で話した。
横浜市在住の60代の夫婦は「揮毫を間近で見たのは初めて。迫力がありました」と感想を話した。
書展「心」は2月12日(金)まで、同寺大方丈で開催されている。入場無料(円覚寺拝観料大人300円、小人100円は別途)。開館時間は午前8時30分から午後4時まで。
また、2月1日(月)、3日(水)、7日(日)は、金澤さんが正午から来場予定。
問い合わせは【電話】0467・22・0478同寺へ。
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