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鎌倉版 公開:2016年5月13日 エリアトップへ

稲村ガ崎下水管破損 海への下水放流続く 市民に節水呼び掛け

社会

公開:2016年5月13日

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放流の様子(提供:都市整備総務課)
放流の様子(提供:都市整備総務課)

 市内稲村ガ崎で4月22日、国道134号線下に埋設されている下水圧送管が破損し、漏水しているのが確認された。市は緊急処置として下水を消毒したうえで海に放流。その後、仮設送水管を設置するなど復旧作業を続けているが、海への放流は続いており、市は住民に節水への協力を呼び掛けている。

 今回、破損したのは鎌倉地域の約1万7千世帯の下水(1日約2万2千立方メートル)を坂ノ下のポンプ場から七里ガ浜処理場に送る圧送管。

 4月14日に稲村ガ崎の崖の一部が崩落し、国道134号線沿いの歩道が陥没。埋まっていた下水圧送管から22日に漏水が確認された。都市整備総務課によると、地盤変化による破損の可能性が高いという。

 そのため22日以降は、処理場に送れなくなった下水を消毒処理して海に放水することになった。29日には仮設の送水管を設置したが依然としてすべての量を処理場に送水することはできず、現在も推計で1日約1万立方メートルの下水を放流している。

「月内に止めたい」

 稲村ガ崎の崖が再度崩れる可能性が高いことなどから、全面的な復旧を見込めない状況が続く。都市整備総務課は「5月中をめどに海への下水の放流を止めたい」と話し、今後これまでより大きい送水管の設置を準備しているという。

 市は当該地域(表参照)の住民に対し、歯磨きや食器洗いの時に水を流しっぱなしにしない、風呂の残り湯を洗濯や植木の水やりに使うなどの節水を呼び掛けている。  (5月11日起稿)
 

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