市内植木在住の漫画家・植木金矢さん(95)による「原節子展」が6月13日(月)まで、私設植木金矢記念館(大町3の3の25)で開催されている。午前10時30分から午後4時まで。入場料200円。
植木さんは1950年にデビュー。少年雑誌などで活躍した後、独学で日本画の腕を磨き、オリジナルの映画ポスターや「伊豆の踊子」をテーマにした作品を制作してきた。
これまで数々の名女優を描いてきた植木さんだが、「原節子は神秘性があり別格」と話し、これまで特集展示会を東京の浅草公会堂で数多く開催してきた。また、昨年6月には原さんの95歳の誕生日にあわせた展示を同記念館で開催した。
11月に「原さんが9月に逝去していた」とのニュースを受けると、追悼絵画展を開催。仙台など、遠方からも来場者があったという。
今回の目玉は、明智光秀の娘でキリシタンとして壮絶な最後を遂げたことで知られる「細川ガラシャ」が描かれた映画ポスター。実は、この映画は存在しないものの、生前の原さんがガラシャの生涯を描いた作品への出演を熱望していたというエピソードを聞いた植木さんが架空の設定でポスターを描き上げた。
先月に脳梗塞を患い、入院生活を送った植木さん。「今回が最後の展示になるかもしれない。多くの人に見てもらえたら」と話している。
会場はJR鎌倉駅東口の新逗子駅緑ヶ丘入口行バスに乗車し名越で下車。会期中、植木さんは11日(土)の午前を除き在廊予定。
問い合わせは【携帯電話】090・9648・0052堀内さんへ。
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