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「歴史文化交流館」が開館 市内小中学生は観覧無料

社会

掲載号:2017年5月19日号

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モダンなデザインのエントランス(右)と内覧会で展示に見入る見学者
モダンなデザインのエントランス(右)と内覧会で展示に見入る見学者

 鎌倉歴史文化交流館が5月15日、市内扇ガ谷1丁目に開館した。同館は古代から近現代まで、鎌倉の歴史・文化を通史で紹介するとともに、出土遺物などを公開する施設。一般財団法人センチュリー文化財団などから市に寄付された土地・建物を活用した。建物の設計を世界的な建築家ノーマン・フォスター氏が代表を務める事務所が手がけたことでも話題となっている。

 同施設は本館(延べ床面積1137・77平方メートル)と別館(延べ床面積267・56平方メートル)に分かれており、本館には原始・古代から現代までに鎌倉で発生した歴史上の出来事をパネルや映像を使って紹介する通史展示室、鎌倉の都市構造や武士の営みをジオラマ映像などで紹介する中世展示室、別荘文化のほか晩年を鎌倉で過ごした杉原千畝の業績を紹介する近世・近現代展示室などが設けられている。

 別館には時代やテーマごとに市内の出土品を展示する考古展示室を設置。今後は最新の成果を踏まえた「速報展示」も行うという。

 建物は、イギリスの世界的建築家ノーマン・フォスター氏が代表を務めるフォスター+パートナーズが設計を手がけ、2004年に個人用住宅として竣工したもの。土地と建物を合わせ、所有していた一般財団法人センチュリー文化財団とセンチュリーアセットマネジメント(株)から、市が13年3月に寄付を受けた。

 市は当初、世界遺産のガイダンス施設として活用を予定していたが、イコモスによる「不記載勧告」を受けて計画を変更。歴史・文化を学び体験し交流できる場としての整備が進められてきた。隣接する不動産の購入や施設の改修費用の一部には、同財団からの寄付金(15億円)が充てられた。

 5月12日には開館式と内覧会が行われ、松尾崇市長をはじめ市・県・国会議員、地域住民らが出席。青木豊館長は「市民が自らのふるさとを確認するととともに、訪れた人の知的欲求を満たし、鎌倉の歴史文化を世界に発信する場としていきたい」とあいさつした。

 開館時間は午前10時から午後4時(入館は午後3時30分)まで。日曜、祝日は休館。観覧料は一般300円、小・中学生は100円。市内の小・中学生は観覧無料で「何度でも来館してほしい」と今後は専用のカードを配布することなども企画しているという。

 そのほか市内在住の65歳以上の人、身体障害者手帳の交付を受けた人と付添い1人も無料になる(身分証等の提示が必要)。詳細は同館【電話】0467・73・8501へ。
 

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