高齢者と若者が共同生活を送ることで、空き部屋の活用や高齢者の見守りにつながるとして注目を集めている「異世代ホームシェア」の実験が昨年10月、今泉台で行われた。
今回は同町内に住む渡邊日出子さん(74)の自宅2階の1室に、横浜国立大学大学院2年の野本学さんが1週間の期間限定で宿泊。野本さんは「ホームシェア」を卒業論文の研究テーマとしており、市民団体を通じて渡邊さんと知り合い実験が実現した。
「全くの初対面」だったという2人だが「もともと家に人を呼ぶのが大好き」という渡邊さんの歓迎を受け、すぐに打ち解けた。
共同生活を始めるにあたっては、食事や洗濯など日常生活に関わる「契約書」を作成。スマートフォンの通話アプリで連絡を取りながら、時間が合った時にだけ一緒に食事をとるなど「互いにペースを崩さずに暮らすことができたことも良かった」という。
渡邊さんは「今泉台は一人暮らしの高齢者が多く、ホームシェアは地域の課題を解決できる一つの選択肢になるのでは」とし、野本さんは「安く住居を借りられるなど、学生にとってもメリットがある取り組み。実際に運用していくための仕組み作りを検討したい」と話していた。
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