神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
鎌倉版 公開:2018年2月9日 エリアトップへ

旧県立近代美術館鎌倉館 歴史・文化の発信拠点に 19年春に開館予定

文化

公開:2018年2月9日

  • X
  • LINE
  • hatena
参道から見た「鎌倉文華館」完成イメージ=鶴岡八幡宮提供
参道から見た「鎌倉文華館」完成イメージ=鶴岡八幡宮提供

 鶴岡八幡宮境内に建ち、2016年3月に閉館した旧神奈川県立近代美術館鎌倉館が「鎌倉の歴史・文化を発信するガイダンス施設」に生まれ変わることになった。敷地・建物の返還を受けた同宮がこのほど発表したもので、オープンは19年春を予定している。

 「鎌倉文華館鶴岡ミュージアム」は、鎌倉と鶴岡八幡宮の歴史について理解を深めるとともに、文化を発信することを目的としたガイダンス施設。企画展示やイベント、セミナーなどを開催するほか、資料・作品の収集、調査研究を行う予定で、同宮の担当者は「博物館と美術館の要素をそなえた施設になる。鎌倉の古くて新しい文化拠点として、多様な事業を行っていきたい」とする。

 名称に「華」という文字を用いたのは「新たな広がりが感じられる施設にしたい」という意味がある。

 県指定重要文化財となっている建物の建築的価値を保存するとともに、安全性を向上させるための耐震改修工事が昨年9月から行われている。今後はエレベーターを新設するなどしてバリアフリー化も図りながら、19年春のオープンを目指していくという。

モダニズム建築の傑作

 旧県立近代美術館鎌倉館の本館は、20世紀を代表する近代建築家ル・コルビュジエのもとで学んだ坂倉準三が設計したもの。

 戦後日本のモダニズム建築の傑作と評されており、1951年に日本初の公立近代美術館として開館して以来、「カマキン」の愛称で親しまれてきた。

 県は当初、鶴岡八幡宮との借地契約が終了する16年3月末までに建物を解体した上で土地を返還する方針を示していた。

 しかし市民による署名運動などを経て、15年に本館棟の保存が決定。美術館が閉館した後の一昨年末に同館建物を含む敷地が同宮に返還されていた。

鎌倉版のトップニュース最新6

建長寺に「さわる模型」

建長寺に「さわる模型」

大下さん、10年越しで夢叶う

4月26日

交番AEDで女児救う

交番AEDで女児救う

鎌倉署、高原さんに感謝状

4月26日

松岡選手、プロ転向目指す

松岡選手、プロ転向目指す

テニス 世界ジュニアで8勝

4月19日

「メイ アイ ヘルプ ユー?」

「メイ アイ ヘルプ ユー?」

鎌倉駅で観光案内、滞留抑制

4月19日

官民連携で孤独、孤立対策

「つながり」創出へ仕掛け

官民連携で孤独、孤立対策

プラットフォーム創設

4月12日

深沢高、最後の入学式

深沢高、最後の入学式

3年後に藤沢清流と統合

4月12日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月22日0:00更新

  • 8月20日0:00更新

  • 7月16日0:00更新

鎌倉版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月30日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook