鎌倉版 掲載号:2018年6月8日号
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直売所と福祉事業所が連携へ 「農・福」でにぎわい創出目指す

社会

野菜の説明を聞く利用者ら(上)、天丼とカレーを手にする田村さん
野菜の説明を聞く利用者ら(上)、天丼とカレーを手にする田村さん
 市内関谷で地場野菜や特製カレー等の販売を行う会社と知的・精神障害がある人が働く福祉事業所の連携が始まることになった。事業所で製造したコーヒーや菓子等を直売所「かん太村」で販売。利用者が接客を行ったり、農作業に参加したりするなど「農福連携」を進めたい考えで、来週末にはオープニングイベントが実施される。

 かん太村は株式会社鎌倉リーフ(田村慎平代表取締役)が2012年9月にオープンさせた直売所。「鎌倉野菜」を中心に販売するとともに地元産食材を使ったカレーなどを提供してきた。

 「立ち上げ当初から何か地域に貢献できることはないか考えていた」という田村さん。そんなとき福祉系の広報紙で田村さんの記事を読み、声をかけたのが梶原にある就労継続支援B型事業所「りっしん洞」の尾利出(おりで)篤所長だった。

 尾利出所長はもともと教員で、田村さんは教え子だったこともあり、事業所の商品を直売所で販売することやイベント企画、利用者の農作業体験などの話がとんとん拍子に進んでいった。市内の他の福祉施設にも声をかけたところ、同じく大船にある就労継続支援B型事業所「みらいの種」の協力も得られることが決まった。

相互にメリット

 連携の第1弾として、6月16日(土)から「りっしん洞」が豆の選別、焙煎をしたコーヒーや「みらいの種」が製造したクッキーの販売をかん太村で開始する。

 常設の販売所がなかった、りっしん洞にとっては大きな転機で「販売数が増えれば利用者のやりがいや自信アップだけでなく、課題である工賃向上にもつながる」と関係者は期待を込める。

 16日(土)、17日(日)にはかん太村でオープニングイベントを開催。これまで同様に鎌倉野菜やカレー等が販売されるほか、流しそうめんや鎌倉野菜の天ぷら等も用意され、子どもにはかき氷が無料でふるまわれる。

 「まずは私たちのことを知ってもらい、イベントを楽しんでもらうことが最優先」と意気込む田村さん。今後は地域の人が参加できるワークショップを開催したり、コラボ商品を作ったりすることも視野に入れているという。また「野菜と向き合い地道に作業する農業はコミュニケーションが苦手な人にも向いていると思う。利用者が興味を持ち農業の担い手になるなど、『農福連携』が進めば」と笑顔を見せる。

 現在、かん太村は土日のみの営業。イベント後に平日の営業を再開する(午前10時から午後5時、水曜定休)。

 問い合わせは(株)鎌倉リーフ【電話】0467・47・7475へ。

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