鎌倉版 掲載号:2019年1月4日号
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新春市長インタビュー 「ごみ処理問題、年度内に結論」 広域連携を優先協議

政治

インタビューに答える松尾市長=昨年11月29日、市役所
インタビューに答える松尾市長=昨年11月29日、市役所

 タウンニュース鎌倉編集室では2019年の年頭にあたり、恒例の市長インタビューを行った。このなかで松尾崇市長は、逗子市、葉山町とのごみ処理広域連携に向けた協議の進捗やロードプライシング実現への見通し、東京五輪に向けた取り組み、通行止めが続く北鎌倉駅そばのトンネルの現状について語った。1月1日号に続く第2弾。(聞き手は本紙鎌倉編集室編集長、井方照雄)

ロードプライシング「20年までに」

――ごみ焼却施設の整備について伺います。昨年のインタビューでは17年度末、昨年3月末までに一定の結論を出したいとおっしゃいましたが、期限ギリギリになって「結論を出すことは難しい」と表明しました。理由を教えて下さい。

 「逗子市、葉山町との広域連携の可能性について協議を行ってきましたが、今後の安定的なごみ処理体制の確立という重要な判断をするための熟度に達していないと考えたため、決定を見送りました」

――今も広域連携についての協議が続いているということでしょうか。

 「より詳細な検討に入っていて、引き続き協議を行っています」

――協議はいつまでに終わる見込みですか。

 「めどは今年度中、19年3月末です」

――その時点で結論が出せると。

 「そこを目指してやっています」

――3月末が広域連携の協議を行うタイムリミットということでしょうか。そこで結論が出せなかったら、山崎浄化センター内への新設に軸足が移っていくのでしょうか。

 「まずは2市1町での広域連携の可能性の検討を進めて、広域が難しいとなれば、現在のところ、行政計画としては山崎における新焼却施設建設を基本としていますので、そこに立ち返って、検討ということになります」

――合意すればすぐにでも焼却施設を持つ逗子市にお願いするのですか。

 「名越クリーンセンターの焼却施設稼動期間は、地元との協定により25年3月末までとしているため、広域での処理を行うのは、それ以降ということになると思います」

――平成30年2月定例会で出された生ごみ減容化施設については、今後も導入を検討していくのでしょうか。

 「燃やすごみを減らしていくことは本市の目指すゼロ・ウェイストの実現を図るために非常に重要になりますので、生ごみの資源化を行う施設は必要だと思っています。今年度は鎌倉市生活環境整備審議会を開催し、資源化にあたって留意すべき事項をまとめていただきました」

――それを受けて議会に提案すると。

 「住民の皆さんに説明して了解を得ながら施設整備に向けた協議を進めてまいります」

ロードプライシング

――ロードプライシングについてです。昨年のインタビューでも、やるとしたら東京五輪の開催される20年までにというお話でしたが、現在の進捗を教えて下さい。

 「現在、国の協力を得てAIカメラですとかETC2・0を活用した調査を行なっておりまして、鎌倉の交通渋滞の状況が可視化されて来ました。結果を見ると休日の鎌倉での車の速度が県内の平均に比べて半分になっていたり、消防車の休日での到達時間がより長くかかっているということが分かってきました。その解消のためロードプライシングを導入する意義はあると思っています。さらにいただいたお金を道路整備や景観の改善、文化財保護に使い、まち全体としての価値を上げる、鎌倉にとって必要な仕組みになると考えています。現在、課金の法的、技術的な課題の解決に取り組んでいます」

――20年には間に合いそうでしょうか。

 「そこを目指してやっていきます」

――市民負担ゼロという考えは変わりませんか。

 「市民負担がないように、仕組みを作っていきます」

東京五輪への対応

――五輪に向けた取り組みを教えて下さい。

 「ソフト面ではフランスセーリング連盟との交流イベントなどを通じて、市民の皆さん、特に子どもたちに五輪をより身近に感じてもらえるよう力を入れて取り組みます。ハード面では鎌倉駅東口、西口の整備を進めていまして、リニューアル整備を予定しています」

北鎌倉トンネル問題

――北鎌倉駅そばのトンネルの問題ですが、3年も通行止めが続いています。現状と今後について教えて下さい。

 「16年度に取りまとめた対策工法、本設案について地形測量と地質調査結果などをもとに基本設計を行っています。並行して関係地権者との意見交換会を昨年8月末に行いました。そこで出された課題を整理して解決の方策を見出していきたいと考えています」

――地権者の方にとっての課題とは。

 「地権者の方からは『文化庁が隧道尾根に文化財的価値があると言及したことに起因して、開削工事が止まったプロセスが分かりにくい。文化庁が説明すべきである』といった課題や、北鎌倉駅周辺の道路整備、民有地の車両通行などが課題として挙げられています」

――改めていつごろ通行が可能になりますか。

 「地権者や住民の皆さんとの合意が取れ次第、すぐに手続きを進めていきますのでそのための努力を続けます」

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