鎌倉市と明治安田生命保険相互会社(本社・東京都千代田区)は8月29日、健康増進に関する包括連携協定を結んだ。
市が掲げる「健やかで心豊かに暮らせるまち」を推進することが目的。
協定では、市が実施する健康診査の受診率向上や未病改善、地域の健康づくりに向けた取り組みのほか、健康関連セミナーの共同開催など、5項目を検討。今後、市内で訪問営業などにあたる同社職員約70人が、約2万人の顧客に対して、健康づくりなどに関する情報提供をしていく。同社はこれまで、30以上の都道府県と協定を締結しており、そのうち10市と健康関連の内容で連携してきた実績をもつ。
同日、市役所で行われた締結式には、松尾崇市長と同社の清水頭法夫執行役員首都圏西本部長、工藤雅史大船支社業務・教育部長らが出席。
市内のがん検診受診率は30%前後で低迷していることを踏まえ、松尾市長は「日頃から、『どうすれば住民に健康について関心を持ってもらえるのか』というのが課題だった。官民連携することで、健康長寿のまちづくりに力を入れていきたい」と期待感を示した。清水頭執行役員は「地域社会との絆を大切にしながら、鎌倉に貢献できるよう努力していく」と話した。
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