(一社)神奈川県タクシー協会鎌倉支部と鎌倉警察署、大船警察署は9月26日、大規模災害発生時の情報提供に関する協定を締結した。3者は「今後、被災現場の状況を共有し合い、迅速な応急対策に生かしていく」としている。
同協定は鎌倉市内を走行するタクシー運転手が、地震や台風などの影響により、道路の損壊や建物の倒壊、火災や津波による浸水などの被災現場を目撃した場合、無線などでタクシー会社に報告。その後、各社から管轄する警察署に情報発信することで、速やかに災害救助活動を行うもの。
鎌倉市と逗子市、葉山町にある13のタクシー会社が加盟する同支部によると、市内を走行するタクシー車両は計387台あるという。
同日、鎌倉パークホテルで行われた締結式には、支部会員や警察関係者など約20人が出席。同支部を代表して菊池尚支部長は「鎌倉市内は自然豊かな反面、災害が起こりやすい。まちの変化に敏感な運転手の特長を生かし、リアルタイムで情報を届けていきたい」とあいさつ。大船警察署の小澤伸一署長は「先月の台風15号によって起きた大きな被害を目の当たりにしたばかり。民間から協力してもらえるのは大変ありがたい。効果的な対策につなげていきたい」とコメントした。
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