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小坂小4年生 子ども服難民キャンプに パレスチナ問題学び支援活動

教育

掲載号:2020年3月13日号

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集まった子ども服を手に笑顔を見せる4年3組の児童
集まった子ども服を手に笑顔を見せる4年3組の児童

 鎌倉市立小坂小学校4年生が昨年6月から約1年かけて、難民の支援活動に取り組んだ。児童たちは、地域に呼びかけて子ども服や歯ブラシの回収を実施。中でも活動に力を入れてきたという4年3組は、難民たちの状況を市民に知ってほしいと、メディア向けの発表会も開催した。

 同校では、互いにビデオレターを送るなど、パレスチナの小学校との交流経験があり、今年度も実施しようと5月から同国について勉強を開始。その中で、世界の難民の4分の1を占めるともいわれるパレスチナの難民問題を知り、「私たちにできる支援はないか」と考え始めたという。

 そこで、難民に子ども服を送る「″届けよう、服のチカラ”プロジェクト」に参加。UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)とユニクロなどを運営するファーストリテイリングが7年前から行っているもので、今年度は442校約4万人が活動に取り組んだ。

 児童たちは校内での呼びかけに加え、10月から5カ月間、市役所内にも手作りポスターと回収ボックスを設置。また、近隣の町内会などに活動状況をまとめた新聞を毎月配布し、協力を募った。こうして6月からの9カ月間で子ども服約9千枚を集め、団体を通じ難民キャンプへ送った。住民から活動を応援する声も寄せられたという。

 さらに、使用済み歯ブラシ1本につき2円分の募金ができるプロジェクトにも取り組み、約1300本が集まった。

「難民いない世界に」

 中でも、活動に熱心だったのが4年3組の児童たちだ。国連UNHCR協会による出前授業や青年海外協力隊経験者の講演などを通じて、問題への理解を深めてきた。

 担任の川坂俊一教諭は「1月に入って『服を届けるだけじゃ何も変わらない、難民が生まれない世界にしないと』という声が上がった。難民発生の原因を調べてからは、どうやって地域の人にこの危機を訴えるか、話し合ってきた」と話す。

 そこで同組では、2月から3月にかけて大船駅前でのチラシ配りを計画。新型コロナウイルスの影響で中止になってしまったが、2月25日に急きょ、メディア向けの発表会を開催した。

 発表では、世界の人口に対して食糧や水は十分な量があるのに行き届いていないことや、気候変動も難民発生の原因であることなどを紹介。また「未来の地球を救えるのは、私たち一人ひとりの行動」「私たちにできることは、問題を知る、広める、参加する、寄り添うこと」と地域へのメッセージを発信した。

市役所での回収の様子
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