鎌倉市は4月1日から、「高齢者のための福寿優待サービス」を開始した。市在住の65歳以上が対象。従来の福寿手帳や新しく発行した福寿カードを提示すると協賛店舗で割引などの特典を受けることができる。
以前から福寿手帳の提示で、一部の県立・市立の博物館、美術館の入館料、寺社仏閣の拝観料などの割引サービスが行われてきた。4月から始まった制度では、協賛店舗で割引やプレゼントが受けられるサービスが加わった。
健康維持・増進が目的で、担当課の市高齢者いきいき課は「高齢の方が、楽しく街に出かけ、趣味を見つけ、いきいきと豊かな生活を送れる手助けになれば」としている。
現在、サービスを受けられる公共施設、寺社仏閣は22施設。協賛店舗は10店。担当課は「商店街などを通じて、さらに増やしたい」とする。利用できる店舗、優待内容は市ホームページで公表している。優待内容は、協賛店舗などの負担にならない範囲で設定。市は協賛店舗の募集を随時行っている。
協賛店10店舗中6店舗が参加している大船仲通商店会の長瀬俊一会長は「年配の方に多く利用していただいている商店会なので、少しでもお役に立てれば。参加希望のお店もあるので、まだまだ増えるはず」と話す。
カード型に改良
1982(昭和57)年から65歳以上に配られてきた福寿手帳が、4月から名刺サイズのカード型に改良された。持ち歩きやすさのための変更で、65歳になる月に介護保険証とともに郵送される。
福寿手帳はそのまま利用することが可能。カード型に変更したい場合は、市役所のほか、大船・玉縄・深沢・腰越の各支所で交換できる(健康保険証、マイナンバーカードなど公的機関の証明書が必要)。カード裏面に写真を貼付して使用。緊急時の連絡先も記入することができる。
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