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地元で強まる反対姿勢 「山ノ内交番」廃止問題

社会

掲載号:2022年1月28日号

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住民と県警(中央)による2回目の説明会 =22日・北鎌倉女子学園
住民と県警(中央)による2回目の説明会 =22日・北鎌倉女子学園

 神奈川県警察交番等整備基本計画によって2023年3月に廃止予定の北鎌倉駅前「山ノ内交番」を巡り、存続を望む住民たちに対して県警が説明を続けている。12月に開かれた1回目の地元説明会には住民ら37人が参加し、1月22日の2回目には前回を大幅に上回る63人が集まり、地元からは廃止反対の声が相次いでいる。

 県警が昨年度からスタートした整備計画では、県内471あった交番を10年かけて統廃合し、約400カ所にしていく。山ノ内交番はその再編計画の対象となり、県警は山ノ内交番を廃止して、約1・7Km離れた台交番と統合する計画を立てている。

 昨年10月に、山ノ内交番を管轄する大船警察署から地元へ統廃合に関する計画を通知。すると、住民からは反発が起き、存続を願う署名が1000筆以上集まり、市議会や県議会へ陳情も提出された。

募る住民の不安説明続ける県警

 地元からの理解を得られない状況に、県警は説明会を重ねている。

 22日に北鎌倉女子学園で実施された説明会では、県警が統廃合理由を説明。築50年が経ち耐用年数を超えたこと、事件・事故の発生数、狭い山ノ内交番のように1人勤務の状況を統廃合により複数勤務体制に移行する方針などを示した。

 参加した住民からは、「山ノ内交番の周辺は、住宅地だけでなく観光地でもある。観光客も多く来る特殊な事情がある山ノ内が、なぜ廃止対象なのか」、「この地域には女子校や小学校、幼稚園、保育園もある」、「交番がないのは不安。地域と住民のどれぐらいから賛同を得られているのか」といった声があがった。

 それに対して県警は、交番機能を備え、ワゴンタイプの車両で各地を移動する「アクティブ交番」を配備することを説明。「学校や観光地周辺をまわり、これまで通りの治安対策に努める」と住民へ理解を求めた。

建て替え、代替地、連絡所としても検討

 説明会ではさらに、老朽化する交番の建て替えや代替地での新設、現交番を一時的に連絡所にしたり、民間交番として運営したりする可能性についても言及した。

 山ノ内交番の土地は国有地のため、購入費や賃借料はない。予算にも触れながら、「建て替えや代替地も調査しながら検討した」とする県警に対し、住民からは「コストだけで動いているように見える」「もう少しいろいろな可能性を検討してほしい」といった声が聞かれた。

 住民と県警の間では、今後も説明会を継続していく。

廃止計画が立つ山ノ内交番
廃止計画が立つ山ノ内交番

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