東京都で11月20日(日)に開催される「第16回JKJO全日本ジュニア空手道選手権大会」(通称・カラテ甲子園)に、市内腰越を拠点とする白蓮(びゃくれん)会館湘南鎌倉支部から、史上最多の16人が出場する。7日には、松尾崇市長を表敬訪問し、全国の舞台での健闘を誓った。
カラテ甲子園は、(一社)全日本空手審判機構が主催し、選抜大会を勝ち抜いた選手のみが出場できる最高峰のジュニア大会。白蓮会館湘南鎌倉支部からは、これまでの過去最多だった昨年の9人を上回る16人が出場権を獲得した。
そのうち、野見山嘉瞳(かどう)選手(栄光学園中3年)、樋本涼選手(手広中3年)、平礒煌士選手(横国大鎌倉中1年)、波木井春陽選手(腰越小5年)、樋本楓選手(深沢小5年)、野見山然宇(さりゅう)選手(七里ガ浜小4年)、泉心選手(西鎌倉小4年)、佐藤絆太(はんた)選手(西鎌倉小4年)、岩崎日向汰選手(小坂小2年)、泉結選手(西鎌倉小1年)、渡邊剛選手(西鎌倉小1年)の11人が松尾市長を訪問した。
初めて出場権をつかんだ平礒選手は、「対戦相手はみんなすごい選手。昨年よりも多くのトロフィーを持ち帰りたい」と決意を語り、松尾市長は、「ベストを尽くして頑張ってください」と選手たちを激励した。
道場の雰囲気について、野見山嘉瞳選手と樋本涼選手は、「みんな仲が良く、上下関係に隔たりがないところ」と話す。週3回の練習では、下級生は上級生の活躍する姿を見て、上級生は下級生のがんばる姿に触発されている。
「鬼コーチ」が後押し
選手たちの活躍の背景には、野見山剛師範(50)が「鬼コーチ」と笑って称す保護者の存在も大きい。「普段の練習以外でも、各家庭で親が指導者となって練習を見てくれています」(野見山師範)。保護者のほとんどが空手の未経験者だが、普段の練習で子どもの課題を見つけ、親同士で情報交換することで、子どもたちをサポートする。「親たちも真剣にならないと思いは伝わらない。自宅練習で、子どもとの絆も強くなる」と保護者たちは話す。
同大会は、試合中の選手に指示を出すセコンドの立ち入りと観客の声出しが禁止されている。選手たちは、自分たちで気持ちをコントロールする必要があり、技を出すタイミングを普段の練習から体に染み込ませる。
野見山師範は、「痛い思いや苦しい思いをたくさんしてきた子どもたちが、試合に勝って喜ぶ姿がなによりもうれしい」と話し、選手たちの活躍に期待を寄せている。
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