神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
鎌倉版 公開:2023年3月31日 エリアトップへ

材木座公会堂の改修完了 築105年、大正期の趣残し

社会

公開:2023年3月31日

  • X
  • LINE
  • hatena
耐震補強や外壁張り替えを施した材木座公会堂
耐震補強や外壁張り替えを施した材木座公会堂

 100年以上前の大正時代に建築された国登録有形文化財の「材木座公会堂」が、耐震補強などの大規模改修を終えた。材木座地区の11自治会で構成する(一社)材木座自治連合会が、1世紀にわたって地域に親しまれてきた建物を残そうと実施。3月22日にお披露目式が開かれ、4月から一般利用を再開する。

 建て替えか、改修か-。地域住民らの寄付によって1918(大正7)年に集会所兼防災施設として建築された材木座公会堂。100年前の関東大震災でも軽微な損傷で残った公会堂だが、近年は老朽化により耐震面が懸念されていた。建物を運営・管理する材木座自治連合会は2016年頃から検討を重ね、貴重な木造文化財を後世に引き継ごうと大規模改修を選択した。

 2020年には、公会堂は国の登録有形文化財に指定。これによって国や市の補助金を活用し、さらには自治会の1世帯あたり3千円、個人・団体からの寄付で工事費約2900万円を賄った。

 昨年6月から半年におよぶ大規模改修では、柱の補強をはじめとする耐震工事に加え、車いすでも利用できるバリアフリー化、多機能トイレの設置、外壁の張り替えなどを実施した。

 関係者ら約40人が参加した22日の式典で、自治連合会・渡辺英昭会長(78)は「決して平坦な道のりではなかったが、皆さんのおかげで工事を進められた」と感謝を述べ、公会堂を地域コミュニティーの場や防災拠点として活用していきたいとした。松尾崇市長も、「皆さんの熱意の結果。材木座の笑顔あふれる街づくりにつながってほしい」と述べた。

鎌倉版のトップニュース最新6

松岡選手、プロ転向目指す

松岡選手、プロ転向目指す

テニス 世界ジュニアで8勝

4月19日

「メイ アイ ヘルプ ユー?」

「メイ アイ ヘルプ ユー?」

鎌倉駅で観光案内、滞留抑制

4月19日

官民連携で孤独、孤立対策

「つながり」創出へ仕掛け

官民連携で孤独、孤立対策

プラットフォーム創設

4月12日

深沢高、最後の入学式

深沢高、最後の入学式

3年後に藤沢清流と統合

4月12日

「ケアラー支援条例」施行

鎌倉市

「ケアラー支援条例」施行

学校の相談員増や啓発も

4月5日

「鳩スタ」台に移転へ

「鳩スタ」台に移転へ

教習所跡 12月開業見込む

4月5日

あっとほーむデスク

  • 4月22日0:00更新

  • 8月20日0:00更新

  • 7月16日0:00更新

鎌倉版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

鎌倉版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月20日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook