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鎌倉版 公開:2023年6月2日 エリアトップへ

触る模型で共に感動を 建長寺仏殿制作でクラファン

文化

公開:2023年6月2日

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 透明点字シート付絵本の制作などを行うユニリーフ(葉山町/大下利栄子代表=写真)が、目の見えない人も建物の形状を体感できる「触れる模型」の制作に向け活動中だ。鎌倉市の建長寺の協力を得て、国の重要文化財でもある仏殿の50分の1スケールのブロンズ模型を制作し、同寺境内へ設置する。模型製作には多額の費用が掛かるため、6月1日からクラウドファンディングによる支援を受け付けている。

 大下さんは視覚障害のある娘と旅行した際に、娘が建物や景色を感じられず、感動を共有できないことに寂しさを感じていた。8年前、ポルトガルを訪れた時に世界遺産「ベレンの塔」の前に置かれた触れるブロンズ模型を目にし、「これなら一緒に触れて思い出を共有できる」と制作への思いを強めた。コロナ禍で活動が制約され時間ができたため、実現へ動き出した。

 大下さんの思いに鎌倉市担当者が共感し、建長寺を紹介。大下さんから「視覚障害のある人は寺に参拝に来ても理解できるものがない」と話を聞いた建長寺の森裕行内務部長は、「寺として目の見えない人たちに心を寄せられていなかった」と実感した。

 クラファンの目標金額は500万円。集まった資金はブロンズ模型の制作・設置、周辺費用の一部に充てられる。支援・詳細は「さわる模型 レディーフォー」で検索。

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