神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
鎌倉版 公開:2011年9月9日 エリアトップへ

北京"初"の聴導犬に 市内津のパンちゃんが10月頃派遣へ

社会

公開:2011年9月9日

  • X
  • LINE
  • hatena
市長になでられるパンちゃん(中央)と、松田会長とトモ(左)
市長になでられるパンちゃん(中央)と、松田会長とトモ(左)

 NPO法人聴導犬育成の会(市内津)は耳の不自由な人を介助する聴導犬の「パンちゃん(1歳半・メス)」を北京へ10月ごろに派遣する予定だ。パンちゃんは北京初の聴導犬となる。今月1日、パンちゃんと松田治子会長、トレーナーの小沼由紀子さん、同じく聴導犬のトモの2人と2匹が松尾崇市長を表敬訪問した。市長は「頑張ってください」とパンちゃんに声をかけ、頭をなでた。

 同会は中国在住の日本人が6月に立ち上げた捨て犬を保護する「北京養犬協会」を支援している。パンちゃんは、現地の耳の不自由な人と相性をみたうえで、北京最初の聴導犬として働く。同行する小沼トレーナーは現地の協会で訓練の指導を行う予定だという。

 パンちゃんは千葉の動物愛護センターから今年の4月、引き取られた洋犬の雑種。健康状態が悪く「最初は虫がいっぱいで訓練どころではなかった」(松田会長)という。「特に人懐こかった」と聴導犬の適正があると判断、その後訓練を行い、一人前の聴導犬に育成した。

 聴導犬は盲導犬と異なり犬種を問わない。そのため、犬の大きさに規制がある北京では、中型犬が主流の盲導犬に先立ち、聴導犬が導入されることになった。

 育成の会は1990年に設立された、聴導犬の普及と育成を行う団体。現在約160人が所属している。近年、中国における聴導犬育成の支援にも取り組んでおり、「パンに見本になってもらえれば」と松田会長は話す。
 

鎌倉版のローカルニュース最新6

女性の心身無料で相談

16・21日

女性の心身無料で相談

保健福祉事務所 

5月5日

19日にボーダーフェス

由比ガ浜大通り周辺

19日にボーダーフェス

買い物、飲食で特典も

5月4日

1年目の利用者3870人

1年目の利用者3870人

こども相談窓口「きらきら」

5月3日

新米ドクターが始動

おもちゃ病院かまくら

新米ドクターが始動

大船で4年ぶり診療再開

5月3日

鎌女大生が絵本朗読

鎌女大生が絵本朗読

極楽寺駅で産学連携企画

5月3日

「佛教と地域社会」

「佛教と地域社会」

19日 顕証寺で講座

5月3日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月22日0:00更新

  • 8月20日0:00更新

  • 7月16日0:00更新

鎌倉版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月5日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook