「やわらかくて気持ち良い」と感触を楽しみながら
泥いじりから伝統体験を―。今月20日、幼児教室どんぐり園（藤沢市）に通う園児たち約60人を対象に、和装品を取り扱う「ら・たんす」大船店による泥染め体験会が行われた。これは奄美大島に伝わる大島紬の工程の一部で、伝統的な技法を子どもたちに知ってもらおうと企画された。
初めは泥の匂いに尻込みする姿も見られたが、次第に感触に夢中に。桶に張られた泥に白いハンカチやＴシャツを浸し、もんだり絞ったりして色付けを行った。
参加した平田愛奈ちゃん（６）は「とても楽しかった。丸い模様がお気に入り」と感想を話した。
今回体験会を初開催した同店の新美裕之店長は「子どもたちが喜んでくれて良かった。若い世代の方にも伝統を肌で感じて欲しい。今後も開催していければ」と話した。
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