大賞の賞状を手に大木さん
アメリカの経済誌「Ｆｏｒｂｅｓ（フォーブス）」が30歳以下の世界トップ30人を選ぶ「Ｆｏｒｂｅｓ 30 ｕｎｄｅｒ 30」に、シュアールグループ（藤沢市）の大木洵人（じゅんと）代表（25）が日本人で唯一、選出された。
大木さんが選ばれたのは、音楽やメディアなどの15分野中、社会起業家部門にあたる「Ｓｏｃｉａｌ Ｅｎｔｒｅｐｒｅｎｅｕｒ」部門。ノミネートも知らなかったと言う大木さんは「突然の連絡に驚いた。シュアールの活動が世界的に評価されて嬉しい。今後、『社会を変える人』との期待を込められて選ばれたと思うので、頑張っていきたい」と話した。大木さんは同誌の１月号に掲載されている。
また同社は、昨年12月に開催された企業情報を全国に発信するビジネスコンテスト「イノベーションズアイ アワード２０１２」で、２８０社の中から大賞を受賞した。大木さんは「明確な拡大予測が立てられたところがよかった」と話した。
シュアールは慶応大学湘南藤沢キャンパスに通う学生らが中心となり２００８年11月に設立。手話サークルのボランティア団体として活動、現在は遠隔手話通訳や、手話辞典などの事業を展開している。昨年アンドロイド端末用の、手話動画による鎌倉観光案内アプリを開発した。
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