「すごいね、上手に包めたね」。声をかけられ得意そうに顔を上げる女の子。「見て見て。ほら、全然難しくなかったよ」―。
鎌倉女子大の学生が考案し、2012年に「鎌倉料理コンテスト」で最優秀賞を獲得した「鎌倉焼売」が地域をつなぐ架け橋となっている。県立金井高校(横浜市栄区)で9月21日、料理で地域交流と食育推進を目的とした「わんぱくエコクッキング」が開かれた。同高校が08年度から取り組んでいるもので、同高生徒が近隣小学校の児童と料理づくりを行っている。
今年のメニューは「鎌倉焼売」と餃子、残った具材でつくる「エコスープ」。金井高生は8月に鎌女大生から事前指導を受けレシピを「伝授」された。同大生たちはクッキング当日にも加わり、地域の大・高・小が焼売づくりでつながった。料理には3者のほか、教員など約40人が参加。交流を楽しみながら調理を進めていった。
鎌女大の篠山百合子さんは「焼売でつながりができ嬉しい。小学生には、料理を手伝うなど今日の経験を生かしてほしい」と話した。
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