10月20日告示、27日投開票の鎌倉市長選挙に、新人でジャーナリストの岩田薫氏(60)が立候補する意向を表明した。
10月7日、鎌倉市役所で会見した岩田氏は「松尾市長による市政運営は失策続き。市長選でしっかりと政策論争をして市民に訴えたい」と出馬の理由を語った。
主な政策として、市が進める家庭系ごみの戸別収集・有料化を中止し、今泉クリーンセンターの停止後は市外に処理を依頼。早急に新たな焼却施設の建設に着手する、とする。また緑地や歴史遺産を保護するための新たな開発規制や、市職員の適正配置と再任用の見直し、諸手当の削減による財政再建、課徴金の導入も視野に入れた渋滞対策などに取り組む、とした。
岩田氏は東京都出身。フリージャーナリストとして雑誌編集などに携わった後、軽井沢町議を経て、2007年から鎌倉市在住。09年、13年の鎌倉市議選に立候補した。無所属で出馬予定だが「『反松尾』の立場をとる幅広い陣営から支持を得たい」と話した。
一方、立候補を表明していた弁護士の石田智嗣氏(51)が10月8日、出馬を取りやめると明らかにした。
石田氏は「時間不足もあり、十分に政策を煮詰めることができなかった。今のままでは市民に信を問うことはできない」と話した。これにより立候補を明らかにしているのは、現職の松尾崇氏と、岩田氏の2人となった。(10月9日起稿)
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