鎌倉市は現在、ホームページ上に「津波避難シミュレーション動画」を公開している。
動画では発生が予想される最大級の地震である明応型地震(マグニチュード8・4相当)が冬の平日午前5時に、1923年の関東大震災と同規模の南関東地震(マグニチュード7・9相当)が夏の休日午後2時に、それぞれ発生したと想定。津波が浸水する様子や住民が避難場所へと避難する経路などが時間を追って把握できる。
鎌倉市では東日本大震災の発生を受けて地域防災計画の見直しを進めており、シミュレーション動画はその一環として作成された。津波の被害予測や避難者の行動をシミュレーションすることで、地域ごとの特性や課題を抽出することが狙いだ。「自宅周辺の被害状況がイメージしやすく避難の役に立つ」として、市民向けにも公開されることになった。
鎌倉市では関東大震災の際、由比ガ浜地区で地震発生から20分ほどで6〜7mの第2波が到達したとされるなど、過去にも繰り返し津波被害を受けている。
市総合防災課では「動画はあくまでも理論上の想定。自分の身を守るために普段から避難場所やそこへの経路を把握し、大きな地震が発生したら津波が来ると考えて素早く逃げることを徹底してほしい」と話している。
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