鶴岡八幡宮上宮神楽殿で12月2日、師走の風物詩となっている破魔矢の奉製の様子が公開された。巫女たちが手分けして、矢の先端へ鏑(かぶら)を付け、和紙を巻き、鈴を取り付けて次々と破魔矢を完成させていった。例年2月の節分後から年末までの期間で奉製され、24万5000本が作られる予定という。
正月の縁起物として用いられる破魔矢。鶴岡八幡宮では神宝「黒漆矢(国宝)」に因んでいるという。この神宝は、源頼義が前九年の役のために奥州に赴く際に石清水八幡宮から授かった破魔矢。争いを平定し、由比ガ浜に同宮の草期にあたる八幡大神をまつる際に神宝として奉納した。
60センチの「破魔矢」が1千円、94センチの「破魔矢・大」は2千円。
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