材木座自治連合連絡協議会(倉橋明弘会長)の防災部による第4回防災訓練が10月29日、たぶのき公園で行われた。
当日は上河原、乱橋、若松町の3自治体の他に、公園整備を担当しているレレレの会や地元の手作り弁当店バニーフーズ、市役所、消防・警察署関係者ら120人以上が参加。今回が初の試みとなる非常時の持ち出し品や食品の展示ブースが(株)河本総合防災の協力で設けられ、参加者はいざという時に必要なものや、避難生活で使う道具を確認した。非常時に持ち出すバックの重量を背負って体験した若松町在住の女性は「自宅には3日分の食料を備蓄しているが、15キロのバッグは重くて持てなかった。歩いて避難することを考え、必要なものを整理しなおすきっかけになった」と話した。
他にも体験型の消火器やAEDを使った訓練、大津波が来た際の避難場所の説明、避難路の実地体験が行われ、終了後には炊き出しのカレーライスが参加者に振る舞われた。
海岸に近く、海抜も低い同地域では関東大震災発生時に、津波で大きな被害を受けたこともあり、東日本大震災以降「逃げ地図」の作成など地域ぐるみの防災対策を進めている。
倉橋会長は「このような訓練や炊き出しを通じて、地域に顔の見える関係を作っていきたい。今日は近隣の自治会長さんも来てくれた。いざという時、こうした人のつながりが重要だ」と話した。
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