一昨年11月、耐震強度不足を理由に閉鎖された市内小袋谷のレイ・ウェル鎌倉(勤労福祉会館)の土地、建物の売却先がこのほど決定した。
鎌倉市は11月18日、同施設の一般競争入札を実施。三信住建(株)(本社=東京都中央区)が4億8111万1千円で落札した。今月中にも所有権移転の手続きがとられるという。
レイ・ウェル鎌倉は1974年に完成。地下1階地上5階建ての建物内には、412席のホールや会議室などがあり、2012年度には約5万7千人が利用していた。
しかし市が13年度に実施した耐震診断によって強度不足が明らかになり、同年11月末で利用を停止。「補強等による建物の存続も困難」として、売却する方針を示していた。市が市有地を建物も含めて売却するのは初めてという。
落札した三信住建は戸建住宅やマンションの分譲などを手がける。本紙の取材に対し同社は「今後の利用について、現状では決まっていない」とした。
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