扇ガ谷在住の三輪匠さん(68)がこのほど、聖母子像をモチーフにした写真集「絶えざる御助けの聖母 巡礼」を完成させた。
今回テーマにした「絶えざる御助けの聖母」画は教会の聖堂などに飾られていることが多い、ビザンティン美術の宗教画。カトリック雪ノ下教会の外壁にもあり、朝日や夕日に輝くこの絵が幼い頃から好きだったという三輪さんは、いつしか「他の場所のものも見てみたい」と思うようになっていたという。
以前から腰越の聖テレジア病院に環境美化ボランティアとして作品を展示するなど、写真を趣味としていた三輪さん。仕事をリタイアしたことを機に「日本国内の聖母画を一冊にまとめよう」と全国の教会巡りをスタートさせた。
北は青森県から南は鹿児島県の離島まで、10年かけて70カ所を訪問した。現地の歴史や環境を多角的に見てもらえるよう、数枚の写真を組み合わせて各教会の聖母画を紹介している。
三輪さんは「この写真集を通して、キリスト教信者の方は巡礼した気持ちに、信者以外の方には全国の美しい景色を旅した気持ちになってもらえれば」と話している。
写真集は税別2000円、聖母の騎士社より発行。写真集に関する問い合わせは【電話】0467・24・1022三輪さんへ。
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