市内大町在住の森田創(そう)さん(=人物風土記で紹介)がこのほど、『紀元2600年のテレビドラマ ブラウン管が映した時代の交差点』を講談社から出版した。
同作は、戦前のテレビ技術開発史を描いたノンフィクション。幻に終わった東京五輪や日本万博、神武天皇の即位から2600年の節目とされた1940年に向けて、テレビ開発は国家プロジェクトとして推し進められ、同年4月には初のテレビドラマ『夕餉前』が放送されるなど、実用化目前の水準まで達していた。これまでほとんど光が当たることがなかったこうした事実を、綿密な取材と豊富な資料によって明らかにしている。
作者の森田さんは2014年に出版した『洲崎球場のポール際』(講談社)でミズノスポーツライター賞最優秀賞を受賞。2作品目となる。
定価1600円(税別)、市内書店などで販売中。
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