大船のまちづくりや伝統の継承を担う、男性主体の団体「大船壮年会」が結成50周年を迎え、4月23日に大船町内会館で記念行事を開催した。10代目会長の川嶋恒男さん=人物風土記で紹介=は「地域で受け継がれてきた文化を次世代につないでいきたい」と話す。
大船壮年会は大船町内会会員の男性が中心となって1967年に結成された団体。戦後、開発が進み地域の人間関係が希薄になるなか、会員同士の親睦と伝統の継承、行事への貢献を中心に活動を続けてきた。
近年は盆踊りでの屋台出店、早朝座禅会や史跡めぐりなどを実施しているほか、町内会と連携して祭囃子の保存に注力しており、5月21日の大船まつりでは、子どもたちと一緒に演奏を披露する予定だという。
4月23日の記念行事には会員ら約30人が参加。これまでの活動を振り返るスライドが上映された後、大船の歴史講座が開かれた。また今後は、地域住民に向けた歴史教養講座を開催するという方向性も示された。
現在、会員は62人で平均年齢は65歳。会長の川嶋さんは「大先輩がつないできた地域の文化や伝統を次世代に渡すため、活動に力をいれていきたい」と話している。
問合せは【電話】0467・44・5511高橋さんへ。
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