長谷寺の僧侶、松田寿空(じゅくう)さん=人物風土記で紹介=が制作した十一面観音菩薩についての紙芝居がこのほど絵本「鎌倉はせでら不思議物語」として出版された。
「長谷寺の由緒を分かりやすく表現できれば」と考えていた松田さんは、昨年春、十一面観音菩薩の由緒を紙芝居にするアイデアを思いついた。墨と水彩絵具で画用紙30枚に独特のタッチで場面を描き、作品が完成。信号機やクレーンなど当時はなかった物を敢えて描きこむことで親しみやすさを表現したという。昨年5月に境内で初披露した際は約100人の観客が集まった。松田さんは「想像以上の反響があり今回の書籍化となった。地元の人や子どもたちにも興味をもってもらえれば」と話している。
絵本はB5判80ページで、税込1500円。問い合わせは【電話】0467・22・6300長谷寺へ。
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