神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
鎌倉版 公開:2018年3月16日 エリアトップへ

大船RC 「あの日語ることが使命」 大川小遺族・佐藤さん講演

社会

公開:2018年3月16日

  • X
  • LINE
  • hatena
約200人が聞き入った
約200人が聞き入った

 鎌倉大船ロータリークラブ(日向達藏会長)は3月10日、「第2回東日本復興支援講演会」を鎌倉女子大学で開催した。

 同クラブは東日本大震災の発生以降、被災地支援を継続しており、今必要な支援や防災について考えてもらおうと企画した。

 当日の講師は宮城県内の中学校の元国語教諭で、スマートサバイバープロジェクトの佐藤敏郎さん。佐藤さんは児童74人が犠牲になった大川小学校で小学6年生だった次女を亡くしており「校庭に敷かれたブルーシートに、子どもたちの遺体が並べられていた様子は忘れることができない」と当時を生々しく語った。

 そして「遺族や地域にも様々な声があるが、あの日を語ることが失われた命を未来につなげることになる」として「地震発生から津波が到達するまで51分、大津波警報が発令され、学校裏には山があった。時間、情報、手段は全て揃っていたのに結果として多くの命が失われたのは、組織として意思決定ができなかったから」と指摘。その上で「想定外の事態が起こった時、判断・行動を起こすには訓練を重ね、習慣にするしかない。あの日あの場所にいたらどうしていたのか、全ての人が自分の事として考えてほしい」と呼びかけた。

 日向会長は「防災のことはもちろん、今の社会と子どもを取り巻く状況について貴重な気づきを与えてもらった。今後も被災地支援を続けていきたい」と話していた。

鎌倉版のローカルニュース最新6

女性の心身無料で相談

16・21日

女性の心身無料で相談

保健福祉事務所 

5月5日

19日にボーダーフェス

由比ガ浜大通り周辺

19日にボーダーフェス

買い物、飲食で特典も

5月4日

1年目の利用者3870人

1年目の利用者3870人

こども相談窓口「きらきら」

5月3日

新米ドクターが始動

おもちゃ病院かまくら

新米ドクターが始動

大船で4年ぶり診療再開

5月3日

鎌女大生が絵本朗読

鎌女大生が絵本朗読

極楽寺駅で産学連携企画

5月3日

「佛教と地域社会」

「佛教と地域社会」

19日 顕証寺で講座

5月3日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月22日0:00更新

  • 8月20日0:00更新

  • 7月16日0:00更新

鎌倉版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月5日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook