鎌倉市観光協会はこのほど、外国人や障害のある観光客への「接遇」を学ぶ講習会を開催した。
同協会は今年度、観光庁がユニバーサルツーリズムの普及を目的に公募した「バリアフリー旅行相談窓口設置に係る実証事業」の実施事業者に選ばれており、その一環として行われたもの。
講習は3日間にわたり、同協会の職員や観光案内所のスタッフらが受講。8日午前は、車いすユーザーの宍戸かつ子さんが、障害の特性やそれによる制度や物理的、心理的な「バリア」について解説した。
また2つのグループに分かれ、車いすの外国人観光客を高徳院大仏殿と銭洗弁財天へとそれぞれ案内するケースを想定して交通手段やコース、トイレの有無などを含めて話し合った。
同協会の職員は「障害のある人がどこに不自由を感じているのか、改めて知ることができたので、案内に生かしたい」とし、大津定博専務理事は「東京五輪を前に、誰もが鎌倉観光を楽しめる体制づくりを進めていきたい」と話していた。
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