大衆食堂「えびす亭」(雪ノ下2の5の26)で3月13日、「全国観光地カツ丼連盟」が発足した。来店客が1000円寄付すると無料券が2枚たまり、小学生以上高校生以下の子どもがタダでカツ丼を受け取れるサービスを提供している。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で2月中旬以降、同店の売り上げは3分の1程度に激減。店主の福澤壮介さん(41)は「開店して3年目にして、初めて存続の危機に立たされた」と語る。
そんな時、妻あやめさん(42)はテレビで、同じ境遇にある日本橋の居酒屋が、通販用のラーメンと野菜の真空パックを子育て世代に届ける取り組みを目にした。すぐに企画したNPO法人みらくるに問い合わせた。
「放っておけなかった」と同法人の吉村大作理事長(39)。福澤夫妻とともに「店に来たくなるようなインパクトあるダジャレのカツ丼を作ろう」と、マヨネーズで「コロナにカツ!」と書いたカツ丼を考案した。臨時休校中の子どもに喜んでもらえるように、春休みが終わる4月5日(日)まで提供する予定という。
「カツ丼連盟」は現在、同店のほか、大阪市のラーメン店と佐世保市のハンバーガーショップの3社が加盟しており、同様のサービスを提供している。福澤店主は「子どもも私たち飲食店も元気になって、幸せの連鎖がつながっていけば」と期待を込める。
えびす亭の営業時間は午前11時〜午後5時。木曜休。連盟の問い合わせは吉村理事長【携帯電話】090・9986・9238へ。
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