瑞泉寺(市内二階堂)住職の大下一真さんがこのほど、『鎌倉 花和尚独語』を冬花社から出版した。
大下さんは1948年、静岡県生まれ。駒澤大学仏教学部を卒業し、円覚寺での修行などを経て85年に瑞泉寺住職となった。
歌人としても知られ、数々の歌集を出版しているほか、鎌倉に住み同寺の先代住職・大下豊道さんとも親交の深かった歌人・山崎方代の研究でも知られる。
第1章「たしなみ」は2017年4月から19年3月まで、読売新聞夕刊の火曜日に連載した24編をまとめたもの。全て「○○のマナー」と題し、生前の山崎方代の逸話や僧侶としての日々の務め、旅先でのエピソードなどをつづっている。
第2章「花和尚独語」は、雑誌「短歌往来」に16年1月号から17年12月号まで掲載したエッセイなど24編からなる。
「花和尚」は瑞泉寺が「花の寺」と呼ばれていることなどからとったもの。梅や桜、藤、紫陽花、桔梗、芙蓉、木槿など、鎌倉の四季とともに咲く花をテーマに、その楽しみ方や思い出などを描く。
島森書店、たらば書房、大里書店などで取り扱い中。
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