サッカーのＵ－１８日本代表で活躍する 高木 大輔さん もみの木台在住 17歳
不屈の心で勇気を与える
○…２０１５年に開催される、20歳以下のサッカーワールドカップに向けた日本代表に選出。９月２日から９日に行われた、ウズベキスタン遠征に参加し、攻撃の選手として全３試合で１ゴールを決めた。「２点負けている状態から逆転出来たり、諦めない気持ちを持って頑張れた。精神的に一回り成長できたと思う」。同代表や所属するＪリーグ・東京ヴェルディでも、前向きな姿勢を貫く。
○…父親はかつて大洋ホエールズなどで活躍した元プロ野球選手の高木豊氏だ。三人兄弟の末っ子で、長男はＪリーグ・清水エスパルス、次男はオランダのサッカーチーム・ＦＣユトレヒトに在籍するサッカー兄弟。「兄があざみ野ＦＣに行っていたので、幼稚園児の頃から付いて行ってました」。兄の影響で、サッカーと一緒に育ってきた。「一生懸命ボールを追いかけ、ゴールを決めるのが楽しかったことがすごく印象に残ってますね」と振り返る。
○…転機は小学３年生の時。更に上を目指して、所属していたあざみ野ＦＣから東京ヴェルディの下部組織の入団試験を受け、合格。「ヴェルディでは一つ上の学年を相手に試合できるのが良かった」。６年生の時には、12歳以下の世界大会に出場し、キャプテンとしてチームをけん引。40の国と地域が参加する中、７位と好成績を残す。最も美しいサッカーをしたとして、ベストチーム賞を贈られた。「チームを代表して、世界最高峰の選手・ジダン選手と握手できたのは最高でした」と目を輝かせる。
○…現在高校生ながら東京ヴェルディのトップチームに所属し、将来を嘱望されている。「苦しい時、声を出したり泥臭いプレーでチームを盛り上げられるところが自分の武器。見る人に勇気を与えたい」。現在東京ヴェルディはＪリーグ２部。「１部昇格のために、残りの試合でも勝利に貢献したい」と意気込む。どんな時も、不屈の心で周囲をわかせていく。
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