神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
青葉区版 公開:2024年3月14日 エリアトップへ

3月20日で設立1周年を迎える社会福祉法人「あおばの実」の理事長を務める 山本 章さん 桂台在住 78歳

公開:2024年3月14日

  • X
  • LINE
  • hatena
山本 章さん

大勢で大勢の自立を支援

 ○…青葉区内で精神障害者の自立支援に取り組む3つのNPO法人が6年越しで統合し、社会福祉法人「あおばの実」となって1周年を迎える。社会福祉法人化で「利用者の居場所を継続できることに少し安堵した」としながらも「身体・知的障害と比べて精神障害者支援は遅れている。今後は発達障害も含め、医療以外の『よろず相談場所』として手を差し伸べていく」と前進を誓う。

 ○…息子が精神障害を患い、地域活動支援センターを利用したことが事業に携わるきっかけに。「恩返しというほどでもないが、手伝いができたら」と8年前に前身となったNPO法人の1つ「青葉の樹」の理事長を引き継いだ。運営するグループホームの入居面談には全て立ち合い、実体験に基づいて当事者家族たちに寄り添ってきた。

 ○…姫路市の出身。姫路城を眺めてきた幼少期は建築の仕事を夢見ていたが、高校2年で肺結核の大手術を受けて「自分が飲んでいる薬を学びたい」と大学は薬学部へ。卒業後は厚生省に勤め、医薬分業制度づくりに尽力。その後、環境庁を経て、財団設立にも携わるなど日々仕事に奔走してきた。病気との付き合いも長いことから「健康が一番」と水泳やテニスなどスポーツが趣味。「75歳になってやっと病気に罹らなくなってね。高齢者の完熟期」と笑う。

 ○…精神障害者の家族は「親亡き後」の心配を口にするが、時期に関わらず、障害の有無も関係なく、「自立とは何なのか誰もが考えることが大切」と話す。とは言え、当事者とその家族が自分たちだけで何とかしていくことは難しいことも多い。「どんな形でも大勢で大勢の自立支援を行っていくことで解決できることもある」。周囲の理解も大切。そんな地域社会を目指していく。

青葉区版の人物風土記最新6

大塚 正一さん

国際ロータリー第2590地区のガバナーに7月1日付で就任した

大塚 正一さん

中原区内在勤 68歳

7月17日

吉村 郁生さん

6月1日付で青葉消防団長に就任した

吉村 郁生さん

荏子田在住 69歳

7月10日

山田 望意(のい)さん

7月7日の高校野球神奈川大会開会式で選手宣誓を務める

山田 望意(のい)さん

慶應義塾高等学校 3年

7月3日

平元 周さん

(公財)横浜市病院協会副会長として県民功労者表彰を受賞した

平元 周さん

大場町在住 70歳

6月26日

佐藤 孔一さん

「ケアプランデータ連携システム」の研修会を主導した

佐藤 孔一さん

市ケ尾町在勤 46歳

6月19日

金子 俊一さん

青葉区郷土芸能保存連合会の会長を務める

金子 俊一さん

美しが丘在住 52歳

6月12日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

青葉区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

青葉区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2025年7月18日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Facebook