南区内で1987年から続いてきた「六ツ川寄席」が1月27日に六ツ川1丁目の引越山コミュニティーホールで行われた150回記念公演を最後に25年の歴史に幕を下ろした。
同寄席は、弘明寺で学習塾を経営していた大野勝敏さんが1987年、自らの教室で講談会を催したのがきっかけ。若手落語家に機会を与えようと、90年から2カ月に1度、800円の入場料で落語会を開催してきた。大野さんが09年に亡くなってからは、遺志を継いだ仲間が運営を続けてきた。しかし、地域寄席が増え、若手育成の目的が達成されたとして、150回を節目に終了を決めた。
最終回には100人近い観客が訪れた。過去10回以上、訪れたという戸塚区の齋藤隆雄さんは「この寄席で上手な落語家が多くいることを知った」という。運営母体であるNPO法人「六ツ川ふれあい福祉の会」の米山潔理事長は「商店街の支援や若手落語家を育てる機運が高まれば再開があるかも」と語っていた。
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