市立大岡小学校(昆しのぶ校長)の3年1組が、自分たちが住むまちをPRしようと考え、デザインなどを行った手ぬぐい「大岡のまちマップてぬぐい」を発表した。
これは、市と文部科学省の研究指定校などに認定されている同校が、児童が地域の魅力を知り、発信するために全学級で実施している授業の中で行ったもの。3年1組は、桜の名所である大岡の魅力を伝え、地域のおみやげとして親しまれるような品を作ろうと、日本伝統の織物である手ぬぐいに地図を描き、販売することに取り組んだ。
昨年5月から、和小物ブランド「濱文様(はまもんよう)」を全国展開する株式会社ケイス=本社・港南区=の社員らの協力を得て、描くイラストのデザイン、型制作、捺染などの工程を学んだほか、古くから伝わる手ぬぐいの使用方法などを研究。マップには大岡川や弘明寺観音など、地域の名所を記したほか、桃色の桜の花びらをかわいらしく描いた。
約10カ月をかけて完成させた手ぬぐいは、長さ約90cm。2月18日の同校文化祭でお披露目した後、20日には、弘明寺商店街で路上販売した。能城誓己(せな)君は「開発に協力してくださった皆さんに感謝したい」と話し、担任の鈴木暁範教諭は「今回の経験が児童の将来に役立ってくれたら」と述べた。
手ぬぐいは商店街の数店舗に置かれており、1枚300円。今井呉服店の今井啓雄さんは「使用法を書いた説明書があり、児童の意欲を感じた。作りも素晴らしい」と、驚いていた。
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