来場者に施設の機能を説明する市水道局職員（右）
中村町４丁目にある市水道局の施設「中村ウォータープラザ」で11月28日、災害への備えや防災について考える「防災の集い」が初めて開催された。
今春に７つの部署が集まる”水の拠点”としてリニューアルオープンした同所を知ってもらおうと、同局が住民向けに企画したもの。会場には防災関連のパネルや給水車などが展示されたほか、起震車やはしご車に乗ることができる体験企画が設けられ、親子連れなどでにぎわった。
施設の「見学ツアー」には約１００人が参加。同所が市内で大規模災害が発生して水道管が破裂した時など、水関連の災害対策本部の機能を持つことなどが説明された。また、元釜石市役所危機管理監の山崎義勝氏による防災講演会も行われ、東日本大震災で感じた津波の恐怖が語られるなどし、参加者一人ひとりが防災への意識を高めた。
同所職員は「水道局の拠点を集約させた場所であることを知っていただけたと思う。今後も定期的に開催できたら」と話した。
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